ミスコンについて_3.当日レポート編

みぎきです。
当日レポート編なのにまた自分語りが多くなってしまいました。自己中なのがバレる……
でも他団体様についてもたくさん語っています!

11/20、18時からリハーサルが始まるということで、今年はいつも以上に堂々と青空劇場でデバガメしていました。自分のリハーサルは19時からです。
しかしどうやら18時からリハーサルというのはフェイクだったようで、19時の私たちがこの日は1団体目。寒い思いをしただけです。辛い。

さて今年の団体数は8団体。もともとは10団体でしたが、調布祭の別イベントとの兼ね合いで、2団体は辞退したそうです。
それでも実質10団体集まったと考えると、昨年度のちょうど2倍の団体数。ミスコン存続を憂いていた私たちには非常に嬉しいことでした。
というのも、さまざまな事情があって、2016年度からミスコンの規模はあらゆる点で縮小気味に。団体数は年々減っていき、お客さんも少なくなり、青空劇場から屋根が消えるなんて珍事まで。
そんな中、前年度優勝者として春に「ミスコン学概論」なんてものを主催したりしました。ミスコンに興味がある方に来てもらって、ミスコンの概要、参加する際の注意点、勝つためのコツなどを、過去のミスコン参加者により講義します。これがどこまで今年度参加者に影響したかは分かりませんが、価値のあるイベントだったことは確かだと思います。

リハーサルデバガメ前、思い出すのはその日の昼頃に発表された「団体紹介ツイート」。これは去年から始まった試みでして、各団体が任意で用意した文章と画像を用いて、ミスコン公式ツイッターさんが宣伝してくれる、というものです。
今年はこの団体紹介ツイートが、各団体が自らの情報を公開する1番最初のメディアとなりました。したがって私は発表されると同時に食い入るようにそのツイートを見ていたのですが……
その時点で思いました。「今年はなんかレベル高い」と。

下坂46さんは五人ユニットによる異質な世界観のダンスカット。
ダンスロイドさんは自分たちがストリートダンス同好会所属であることを公言。
Cutie and Oily Rainbow Girlsさんはネタ感を出しつつも、中には高クオリティな女装写真も。
そしてMICS COMPANYさん、たかはられんさん、バーチャル関西さんは、直接の知り合いであったり、知り合いから言伝に聞いていたため、レベルが高いことに間違いありません。
vivid_rabbitさんは画像が無く文書のみだったため、この時点では印象が薄かったです。しかしその文章は2016,2107年度優勝者をなんとなく彷彿とさせることを、この時点で既に感じていました。

そんなわけで期待と不安を胸にリハーサルを見ていましたが……
ツイート内容から感じられるレベルの高さより、倍くらいレベルが高かったです。各団体の細かい感想については当日舞台レポートで記述します。
私は自団体の決勝進出が危ういレベルだと本気で思いました。ただでさえ、ミスコンにおける演技が審査員にどういう評価をされるかなんて、全くわかりません。それに加えて、ダンス大会として見ても、女装大会として見ても、私の団体は決勝進出のレベルに自信を持って達しているとは言えませんでした。私たちのレベルが低いのではなく、他団体のレベルが高すぎるのです。今大会ではただ一点、純粋な舞台の作り方、つまりパフォーマンスの魅せ方という点が私たちの最大の武器になると理解し、本番当日に望みます。

ちなみに去年も「決勝行くの無理じゃね?」という不安をリハーサルで抱き、大いに焦りました。しかし今年は焦りという感情は少なく、大会レベルが高いことの嬉しさの方が勝っていました。前年度優勝していることと、高学年勢として大会自体の成功を願っていたことが影響していると思います。なんかこんなこと言うと胡散臭いけどね。

そして本番。11/24です。
ずっと雨予報だった24日ですが、私の執念を感じる(=キモい)てるてる坊主大量錬成と、仙川二郎のお陰で晴れました。
しかし最終リハーサルが無いというトラブルもあり、「今日本番ってまじ???」みたいな気持ちで控え室入り。
若干制限時間オーバーで煩雑な衣装着用とメイクを済ませ、青空劇場テントへ向かいます。

そういえば、今年の控え室は東6の一室でした。なので控えテントから控え室に戻ることが非常に難しく、その事が自分たちの演技に後々ダメージを与えることになります。

空劇場テントに到着。四年目だし見慣れたもの……と言いたいところですが、控え室の場所が違う上に、ストーブがついてない関係で、だいぶ見た目が違いました。ミスコン当日がこんなに暖かいなんて有り得ない……

そしてついにミスコンが開幕!!!
と思ったらプロジェクタートラブル連発。今年はプロジェクターの扱いがずっと大変だった様子でした。
余談ですが、去年のプロジェクター映像は16:9で横長に表示可能でしたが、今年は4:3で小さめの表示しか出来ないみたいでした。16:9の映像を作った私達は、4:3の範囲に無理やり16:9映像を表示するしかなかったみたいで、想定より小さめの字幕表示になってしまうという。裏目ったわね。

もたついたものの無事ミスコンオープニングが始まりました。
司会さんとは何回も打ち合わせをしているため、ミスコン参加者にとって知らない間柄じゃありません。そんな人の女装姿が見られるのもミスコン当日のお楽しみですね。見た目の印象はやはりチャイナ服の奇抜さが光ります。あのチョイスは勇気ある……素直に尊敬です。

さてここら辺で気がついたのですが、やはり今年は去年までより気持ちに余裕があります。いつもだったら「自分の演技に集中していたので覚えてません」としか言えないのに。

そして審査員紹介。非OB枠としては、メガロス調布からの審査員参戦が印象的でした。審査基準ではダンスを見ることを匂わせており……ビビりました。ダンスで採点されたら私はやばいんだが!
OB枠としては、まず、なくるゆき先輩。常任理事国です。なくるさんの女装は多々見てきましたが、今年の女装が1番好きです。ほんと似合ってました!
OB枠としてもう一人は、ぴぃ先輩。ん?ぴぃさん? ぴぃさんさっきまで(控え室入りする直前)まで話してたんだけど?? まんまと騙されてしまいました。

今年も始まる0団体目、OB演技!
やはりコール練習も兼ねているみたいで、楽天生命パーク……じゃない、音ゲーのように映像を用いてお客さんへコールを促していましたね。
さも簡単かのように演技されていましたが、スーパーロングウィッグで踊るぴぃさんの技術……只者ではありません。
毎年「現役参加者の演技を食うレベルの演技」をするOB演技ですが、しかし今年度の現役だって只者ではありません。私はワクワクしていました。

あ、今更ですけどOBじゃなくてOGって書くべきですか???

予選の部

演技については私の個人的な解釈でお話しさせていただきますので、間違っていたらごめんなさい、、

1.下坂46

下坂46さんには青劇テントで既にフライングお声かけ(事案)をしてしまいまして、「リハーサルで見ました。演技めっちゃ好きです。頑張ってください」というようなこと(とそれ以外にも色々)をお伝えしました。本当にすごいのです、この団体。

まず、演技前の紹介文によって世界観が説明されます。端的に言うとそこは未来の世界でして、「クローンアイドル」という存在が居るとか。非常に気になる世界観です……!

で、舞台は映像によって導入します。ある日、クローンアイドルである五人の姿が忽然と姿を消す。焦ったクローンの管理者(?)の男が辺りを見回すと、ボードには「調布祭」の文字が。なんとクローンたちは勝手に調布祭に行ってしまったのです。
いやもうこの時点で独特の世界観づくりが面白すぎます。

そして場面は調布祭当日、ミスコンの舞台へと切り替わります。そこには五人のクローンが……あれ、一人しかおらんやんけ。
なんとなんと、一人の団体にも関わらず、他四人分のダンスを全て一人で収録し、それをバックダンサーとして映像に流すという神がかり的な発想によって作られた舞台なのです! 微妙に異なるクローン四人の映像と見事なシンクロを見せるセンターのダンス。そして何より、独特な世界観を見事に表現するロボット的なダンスの振り付け! 私、ダンスジャンルとか詳しくないのですが、このダンス、既存の振り付けとして存在するのでしょうか。どちらにしても、見てて飽きがこないどころか、じわじわとその世界観の深みへとハマってしまうような、中毒性のある舞台でした。

あと地味に凄いと思ったのが、ダンスの導入。演者が「地面に寝た」状態からダンスがスタートします。こういった地面に座るとか寝るといった動作が入ると、演者の動きの幅が広がるのですが、衣装の形状や舞台の汚さを考えるとなかなか採用しにくい動作です。特に今年は雨が降っていて舞台が乾ききっていない中、躊躇いなく寝た状態になるその姿に、演者としての情熱を感じました。

以上、舞台を作る上での「才能」という点で、下坂46さんは8団体中で圧倒的なものを持っていたと思います。私が特別賞決める権利持ってたら絶対に下坂さんへ渡します。

2.ダンスロイド

ストリートダンス同好会ということで、ツイートにも質の高いダンスを武器にすると書かれていた団体。ダンスを重視する団体が多いミスコンの舞台に大きな波紋が広がりました。

ダンスロイドの「ロイド」の部分はやはりボーカロイドのロイドでしたね。予選の選曲は「ダンスロボットダンス」でした。
まず特筆すべきは、この舞台、とある踊ってみた動画の「完全再現」であるという点! まなことりりり、で検索検索! ダンス振り付けはもちろんのこと、衣装である白衣やヘンテコなサングラスまで再現されています! 元ネタでも印象的な「サングラス投げ渡し交換」も舞台上でしっかり挑戦されていて、そして元ネタ通りちゃんと失敗! 素晴らしいです。
そして肝心のダンスですが、ストリートダンス同好会の方であるということを考えると、個人的にとても意外な選曲、というか振り付け選びでした。この振り付けはダンス力で殴るというよりは、ダンサーの可愛さとダンスのキレで魅せるダンスだと解釈しています。つまり「ミスコン舞台」としてのダンスをしっかり想定した上での振り付け選びなんだなあと思いました。そういう意味で評価したいポイントです! で、逆に言えばスト団という強みを活かしにくいダンスなのでは、と思っていましたが、舞台上での圧倒的な「踊り慣れ」感を見せつけられてそんな心配は消え去りました。上手いと言うだけではなく、楽しんで踊っている「ライブ感」があったのがすごく良いです!
細かいところを言うと、ターンの仕方が大好きです。かっこいい。

ここまで評価ポイントを積み上げておきながら、ダンスロイドさんにはまだ武器があります。それは、写真部門で準優勝を飾るほどの女装力! 写真準優勝自体は一人の受賞でしたが、もう一人の方もそれに並ぶほど女装力高かったです。

以上、ミスコンで戦うためのポテンシャル(女装とダンス)で言えば間違いなく最強の団体でした。ミスコンのちょっとしたコツさえ掴めば簡単に受賞レベルになる気がします。来年も出ませんか!!

3.たかはられん

私が言うまでもない暴力的な魅力の持ち主です。逆に感想言うの難しいかもしれない!

下坂さんやダンスロイドさんに対して何が凄いかと言うと、表現しにくいですが……一言で言うと「迷いの無さ」でしょうか。固さがない、とも言えるかもしれません。
舞台内容としては、私が元ネタに詳しくないためかもしれませんが、「ひたすらダンスを踊る!」といった内容に思えました。

さて、電通大ミスコンは「コスプレ大会」のような性質も秘めていると思います。すなわち、演じるべきキャラクターと、それを演じる実際の演者が居るわけです。そこで、そういったキャラクターと演者という二人の人物の「ずれ」が非常に舞台に響いてしまいます。いまいちキャラクターになりきれていない、役がハマっていない、恥ずかしさがある、というような「ずれ」は、演者の動きに迷いや不安を生み、その不安定さはお客さんや審査員にまで伝わります。それを無くすためには、「ずれ」を無くすことで演者の動きから迷いを消す。要は自信満々に演技すればいいわけです。

その自信満々という点について、たかはられんさんを超える演技を私はみたことがありません。
一点の曇りもないそのダンス、笑顔。そこに演じるべきキャラクターと演者なんていうややこしい関係は存在しませんでした。ただそこには、たかはられんが居た。ただそれだけなのです。
迷いの無い演技が出来れば、例えウィッグを脱いだとしても舞台が、女装が、変わらず成立する。迷いを消す、という要素がいかに重要かを、彼女は示してくれました。

加えてダンスそれ自体も高精細で、かつ女性的振る舞いも欠かさない。こんなの優勝じゃん……

4. vivid_rabbit

こちらは私にとって非常に分かりやすい強みを持つソロ団体でした。
すなわち、減点対象を見せず、加点対象をたくさん見せる!!

ミスコンってどうしても女性的な振る舞いについて、減点的な目で舞台を見ちゃうんじゃないかなって思います。元が男なので、振る舞いに男らしさが出るとどんどん減点されてしまいます。特にダンスをパフォーマンスのメインに据えていると、ダンスのクオリティと女性的な振る舞いを両立させることにとても苦労するんですよね……
それに対して、vivid_rabbitさんは全くの隙がありませんでした。かなりの反復練習を感じるダンスからは、全ての動きに女性らしさの芯が通っています。そして、キャラクターボイスを使う場面では、まるで本当に自分の声であるかのように振るまっていました。正に、完璧。下手したら減点になるようなシチュエーションを、むしろどんどんと加点要素へとしてしまう様は恐ろしいと言ってもいいほどです。
というのも、私が自分の団体の予選敗退を危惧するに至ったきっかけとして、この団体のリハーサルを見たことが一番大きかったです。それくらい、このタイプの演技ができる人は過去の大会で猛威を振るってきました。

5. MICS COMPANY

ここまでの団体が持っていた全ての強みを同等前後のレベルで持っていたのがMICS COMPANYさんなのではないか、と思います。ダンス1つ取ってもたかはられんさんと比べて遜色ない時点でヤバいです(裏事情を知ってる方には変な言い方だとおもいますがご勘弁ください)。

この団体の強みは、「暴力」だと感じました(誤解を生む表現)。後々説明します。
または、よく話題に上がる「お客さん受け」という点で、この団体は圧倒的だったかも。私はお客さんのウケを狙ったら全滑りして予選敗退した記憶しかないので、お客さん受けが良いか悪いかを感じ取る力がありません……

演技内容は、まずはプロジェクターを用いたコントから始まり、途中からダンスパート、と言った感じ。なんか私の2年前の記憶が蘇りそうな構成……といってもクオリティ段違いでしたね。
そも、ショートコントや小ネタを挟んでのダンス披露というのは、電通大ミスコンにおいてほんの数年前まで数多くの結果を残してきた超王道演技です。が、それをここまで映像を作り込み、ここまでダンスの精度を上げた演技を私は見たことがありません。今大会、私史上最強の要素が多すぎる!
ダンスはその長身から繰り出されるダイナミックさ。基本ステップを踏むだけでも見栄えの暴力でした。加えて身長という要素に頼らない「精度」の暴力。ダンス中、最初の1秒から最後の1秒まで、「やばいやばいやばい……」という感想しか出てきません。何故かというと、MICS COMPANYさんのダンスはミスコンの女性的な見栄え、そして舞台としての見栄えを成立させるのには非常に難しい振り付けが多かった印象なのですが、その難しさを全て「精度」で乗り越えているように感じました。正に暴力です。それはダンスだけではなく、動きの精度、表情の精度、振る舞いの精度、どれか1つでもレベルが低ければ噛み合わなかっただろうその要素をすべて高いレベルに仕上げて収束させる。本人が計算していたかは分かりませんが、私には計算し尽くされた演技、という風に映りました。

ダンス1つについては、どれくらい凄かったか伝えるのに、涼宮あつきさんを彷彿とさせた、という言い方をさせてください。
涼宮あつきさんはブレイクダンスにおいて数々の大会で優勝、世界大会でも結果を残しているすごい人。そしてその凄さを活かして無駄のない無駄な動きでもって数々の変態的踊ってみた動画をニコニコ動画にアップロードしています。ダンス興味なくても楽しめるくらい変な振り付けなので是非見てみてください。
MICS COMPANYさんのダンスはそんな、超変態的な振り付けと超変態的な精度を両立させた素晴らしいパフォーマンスでした。

6. 博麗神社萬歳楽

筆者は感想に飢えています。感想ください……ください……
あ、ネガティブな感想は結構です(クソザコ向上心

演技については他の記事で書きまくったので、当日のハプニングについて。
まず、滑りました。舞台がめっちゃすべる。これ、どういう靴を履いているかによってかなりの個人差があったみたいで、相方はまったく滑らなかったみたいですが、私は3回くらい転びそうになりました。それ以外の部分でも、転ばないように加減して踊ることになりました。他団体さんはどうだったんでしょうか……
次に、落ちましたね。霊夢の髪飾りが。これ、ちゃんとフル装備練習の時にダンスを通して踊っても落ちない固定方法を見つけたんですよ。当然本番ではその付け方をしていたのですが、落ちましたね。泣きそうになりました。当日、冗談で「衣装がパージして舞台にどんどん溜まっていくんだよねww」みたいなことをたかはられんさんに言ってたら一部現実になっちゃいました。

あと、他で書き忘れてたのでここに書きますが、霊夢が陰陽玉を操っているような演出は「フェイクインタラクション」という手法の1つです(私の専攻分野なので難しい言葉使うよ!)。何らかの装置を用いて映像を本当に演者が操っていた場合、インタラクティブな演出だとか、インタラクションがある演出だとか言いますが、この舞台で霊夢は本当に陰陽玉の映像を操っていたわけではありません。嘘っこのインタラクションということで、フェイクインタラクション、です。
ミスコンで映像を用いる人にはオススメの演出手法ですが、プロジェクター使えないと練習が難しいです、、

7. Cutie and Oily Rainbow Girls

どうしてこんなになるまで放っておいたんだ……!(もとからこんなんです)

Oily担当とCutie担当のメイン二人と、オタ芸集団によって構成された団体。メイン二人が並んだ時の、芸能人的な独特のオーラは今大会で誰も持ち得ない魅力でした。

素早いテンポで次々と繰り広げられる楽曲と歌声は、予測不可能回避不可能。他の追随を許さない頂点的な個性と、オタ芸入り乱れる奇妙な世界観でもって、お客さんも、恐らくは演者も、休まる暇がありません。
この団体、あまりにもすごすぎて、かえって何が凄いのか理解しづらいのですが、強いて言語化するならば「絶対に"秩序"を作らない」という舞台構成でしょうか。
ミスコン舞台部門は女装、映像、音楽、ダンス、歌、劇、コント、脚本など、数多くのコンテンツが融合した総合芸術的な側面を持っています。そのため複数コンテンツを同時に用いる場合、それらをどのように融合して1つの舞台にまとめ上げ、秩序化するのか、というのが大きなポイントになりがちです。しかし意図してなのか意図せずしてなのか、Cutie and Oily Rainbow Girls さんはこの秩序化を一切せずに、コンテンツとコンテンツをひたすらぶつけ合って混沌空間を生み出します。女装、歌、振り付け、そしてオタ芸という4要素が不協和音を鳴らしつつ、ときどき漸近して融合を見せるかと思いきやすぐに離れていく。それなのに、1つの舞台として演技文脈を成立させているという矛盾。まさにミスコンにおける前衛芸術だと思いました。一見で楽しみ尽くすことは難しいので、決勝含めて何度でも見たくなります。

8. バーチャル関西

電通大ミスコン初のVtuber女装ですね。青空劇場に立った記念すべきVtuber1人目は、さくさくぱんだこと笹木咲さん。にじさんじじゃねーか。

演技内容は、ちょっと詳しく無いので適当なこと言いますが、演者が歌を歌いつつ、青空劇場をナイトクラブやディスコに見立て「お客さんにダンスをさせる」という内容。筆者のような「お客さんをあえて一切盛り上げない」演技とは真逆の内容と言えるかもしれません。ジャンルとしては、去年のミスコンで初出したアニクラを思い出します。
バーチャル関西さんは歌、映像、音楽そしてトークを用いてお客さんを熱狂させました。青空劇場全体がミスコンステージとなったかのような、大会史上最も規模の大きな舞台になったのでは無いかと思います。ここにもありましたね大会史上ポイント……

そしてこの演技内容はまた、ミスコンというコンテンツに大きな一石を投じたのではないでしょうか。すなわち、「舞台上だけが舞台じゃない」という問題。
ここまで巧妙にお客さんを盛り上げたその手腕こそが、バーチャル関西さんの最大の魅力だと思います。しかし審査員として舞台を見た場合、審査席の位置としても、評価基準としても、青空劇場全体を俯瞰した上で演技評価をするのは難しいと思います。どんな点数が付けられているのか非常に気になりますね……
余談ですが数年前のミスコンで「ボルテージ点」というのが導入されたことがありました。これはお客さんがどれだけ盛り上がっているか、という要素を審査員の目線で審査員が評価するというもの。ここまで明確に審査基準化してしまうと私たちが困りますが、しかしボルテージを自由加点要素として捉えるのは大事なのかもしれません。

また、そういった審査的な問題を抜きで考えると、このようなお客さんが一緒に盛り上がってくれる舞台は素直に羨ましいと思いました。自分には出来ないからこそ憧れます。こういうのやりたい。わたしもやりたい。

予選結果発表

予選結果発表で壇上に上がれるのは1団体につき1人という話でした。私は自分が壇上に上がるかどうか非常に迷いました。

筆者が所属する博麗神社萬歳楽は、予選が霊夢(私)主人公、決勝が魔理沙(相方)主人公となっています。予選でも決勝でも、主人公じゃない方はかなりモブです。なので、もしも予選で負けたら私は相方への申し訳なさで立ち直れなかったかもしれません。というのも、予選は私が主人公であるため、負けたとしたら私の責が大きい。しかも本番の演技で私は髪飾りを落とすという失態をしていました。これで負けたら私のせいだ私のせいだ私のせいだ私の(略
レベルが高い大会だったので、ただでさえ決勝枠が重いのに、私の衣装ミスも加わって負けているのではないかと本気で思っていました。

いや本当に、生きた心地がしませんでしたこの時は。もしも負けているとしたら、せめて相方に壇上に上がってもらった方が……とか考えていました。いま思うと、二人とも壇上に上がりたいのは間違いないんだから、そんなに申し訳ないなら相方に譲れよって思います。
でも気持ちに余裕がなくて、「もしも負けてるとしたら私の責任なので、私が責任を負ってきます」という謎理論でもって私が舞台に上がらせてもらいました。

まあ、なんか全員舞台に上がることが出来たんですけどね。事前情報では一人が舞台に上がるって話だった記憶があるのですが、勘違いだったみたいで、普通に二人で壇上に上がります。

で、壇上は、トラウマ空間。一年で最もキツい時間です。去年の優勝で少し緩和はされましたが、予選敗退を2度味わった仄暗い記憶がやっぱり蘇ります。

まず決勝1位。
MICS COMPANYさん。

え、まじ?
ここでなんかさっきまでの不安とかトラウマとかが吹き飛びましたね。そのくらいの衝撃でした。
なんでかって、MICS COMPANYのユーキ君とは縁というか因縁というか、あれこれありまして…… え、語っていいこれ? 語りますね!

事の発端は2017年。
私達はPumpkin headsという団体名でミスコンに出場。トークパート(ショートコント)からのガチダンス(おこちゃま戦争)という王道的演技で見事に予選敗退しました。負けてんねぇ!
なお私達の初出場は2016年で、同じPumpkin headsという名前で出場。その時はボロボロの最下位です。
2017年度はそんな悔しさを払拭するため、2016年の失敗を深く研究し、または勝ち上がった団体が持つ魅力を研究し、「これなら勝てる」とい自信を持って挑んだ舞台でした。良い舞台になったと思います。
しかしその上での予選敗退という結果が重くのしかかりました。どれくらい落ち込んだかというと、ここまでの人生で間違いなく1番落ち込んだ瞬間です。誇張なしです。大袈裟じゃありません。何事も、全力の本気で挑んだ上で負けるというのは、心が折れると思います。
2年間、ここまで頑張って来たのに、私達の舞台はなんの魅力もないんだなあと。この時は本気で思ってしまいました。
そんな心が折れた状態の私達に声をかけてくれたのが、同じ年に電通大三界大戦として魔理沙役で参加していた件のユーキ君。私達の演技が良かったと。来年は同じような演技を自分がして、そして勝ちたいと。そう言ってくれて始めて、負けたけどミスコン舞台に出て良かったなと、心から思えました。私達が2018年度のミスコンへ向けてスタート出来たのは、ユーキ君のおかげだと思います。
そんな2018年、わたし達は作風を大きく変えることになりましたが、予選を1位で通過してそのまま優勝。しかしその傍らで、ユーキ君は2度目の予選敗退。となるともう、自分たちとユーキ君を重ねて見てしまうのは仕方ないことだと思います。

そして2019年、ユーキ君が予選を1位通過。自分のことのように嬉しかったのは、同じ大会に出場する現役としては失礼だったでしょうか。

さて思考が混線していた私達ですが、予選2位通過の団体発表で我に帰ります。

予選2位。
博麗神社萬歳楽さん。

「よっっっしゃ!!!!」
一瞬キャラ忘れましたね。女装レイヤーとしての自覚が足りない。でも嬉しかったし、相方がメインの演技をちゃんと披露出来るということで、ほっとしました。

そして、1位MICS COMPANY、2位博麗神社萬歳楽となると……思い出すのは再び去年の大会。
2018年、2年間苦渋を舐めた私達が1位通過したとき、2位通過は前年度優勝者のねいぴあさんでした。
2019年でも、意図せずして全く同様の構図が生まれてしまったのです。ミスコンには何か超常的な意思でも働いているのでしょうか。

でも今年は3位枠がありますからね。去年の決勝は予選2位までの進出でしたが、今年は去年と似た構図になったとはいえ3位枠の団体も優勝争いに加わります。

そんな3位の団体は。

あっれーわ、
だれっだ、
だれっだ、
だれっだ、
あっれーわ、
たかはら!(字余り)
たかはられーん!↑(字余り)
たかはられーん!↓(字余り)

てっ、てれ、てれ、てれ、てれ、てっ、

ネタ団体の、名を受けて
ウィッグを捨てて、
戦う男(女の子やぞ)


予選3位。
たかはられんさん。

非常にレベルが高かった今大会。ある意味もっとも注目が集まる最後の希望、3位の枠を勝ち取ったのは、たかはられんさんでした。
たかはられんさんの前川さん(ややこしい表現)は去年、ユーキ君の相方としてミスコンに初出場し、予選敗退ではあるものの初出場で3位を獲得。そして今大会、ソロ出場で再び3位を勝ち取り決勝進出。とんでもない化け物を生み出してしまったなあ!

となると決勝は、去年は仲間として舞台に立ったユーキ君前川君が、お互い敵として戦いつつ、前年度優勝者である私達と優勝を争う……みたいな構図になるわけです。そんなことある?
過去大会経験者が強いと言えばそれまでかもしれませんが…… ほんとに信じられない思いでした。
さらにはMICS COMPANYさんが決勝の演技順ラストを獲得。これも去年の私達と一緒。そして根拠はありませんが、事実として大トリの演技がそのまま優勝する確率は非常に高い。

もう、お膳立てがされ過ぎてるんですよ。舞台上の3団体で顔を見合わせましたね。みんな思っていたのではないでしょうか。パターン入ったなこれ……って。

さてここで改めて言いますが、結果として予選敗退した団体様も皆それぞれ個性的で本当に素晴らしい演技でしたし、すごく楽しませていただきました。間違いなく、それぞれの団体が、誰かにとっての1位だったと思います。まだ出場機会があるならば、再びミスコンの舞台に立つ日を、私は待っております。

次に博麗神社萬歳楽さんが決勝演技順1を獲得。私のことですが。
ここでもちょっとハプニングがありまして、くじ引きを引こうとしてついくじ引きの中を覗いたらですね、思いっきり見えちゃったんですよ。それぞれのくじと書いてある番号が。
演技順的には2番が欲しかったですが、それはたかはられんさんも同じだろうなと思い、申し訳なさからわざと1番を引かせていただきました。
(裏話ですが、「MICS COMPANYさんと博麗神社萬歳楽さんに挟まれるよりは1番目の方が気楽でしたwwww」と、たかはられんさんから言われちゃいました。ゴメンナサイ!)

でもって控えテントへと一時帰還。
決勝進出でほっとした気持ちもありましたが、すぐに自分らの演技が始まるので気持ちを切り替えます。予選が終わったのにまだ演技が出来る。その贅沢さというか、ある意味では重さを、感じていました。もちろん嬉しさも。

さて予選で落としてしまった霊夢の髪飾り(リボン)ですが、当然、決勝では落とさないように対策したい。だけど、もうどうしようもありませんでした。今年は控え室が東6号館であり、例年より遥かに遠いんですよね。その都合で、わたし達が予選演技を終えた時間以降は既に、大会のルールとして控え室に戻ることは不可能でした。控え室に戻れば補助のヘアゴムやピン、ハードスプレーや接着剤までもが有るのですが、控えテントには何もない。仮に、あらかじめ持ってきたとしても、個人の荷物を沢山置くようなスペースはありませんでした。
そのため、決勝はリボンを落とすこと前提で舞台に上がります。それが残念で仕方なかった。どうあがいても、公開の残る演技になるということだから。リボンを付けずに舞台に上がるという選択もあるんですけどね。でも、途中で落としたとしても、これが無ければ霊夢ではないという拘りがありました。

決勝1 博麗神社萬歳楽

頭真っ白でした。でも他の団体の多くも同様に、真っ白だったみたいです。
今年の演技、どうだったでしょうか。

決勝2 たかはられん

予選で魅力は語りつくしました。決勝は練習してないみたいな話を聞いていましたが、その魅力は予選から全く色褪せることがありません。

決勝3 MICS COMPANY

MICS COMPANYさんは予選と明らかに異なる演出がありました。ラスト曲の入りと、ラスト曲中の映像演出ですね。ラスト曲の前に、長めの映像演出を入れることで、その間に衣装をチェンジ。そして舞台に上がったら、豪華な映像を背景にして、ラスト曲「乙女解剖」をその類稀なるダンスで魅せてきました。
これは私じゃぜっったいに出来ない舞台構成です。私は舞台構成に密度を求めるというか、とにかくお客さんを飽きさせないように細かい変化を散りばめる癖があります。なので、衣装チェンジのための長い映像演出は、私だったら恐ろしくて出来ません。
しかし映像が終わって、演者が出てきた瞬間。お客さんの盛り上がり方は尋常じゃありませんでした。ここの衣装チェンジの見せ方が、上手すぎるんです。
まず、衣装チェンジしたことを主張しすぎないこと。芸人さんのボケが「強すぎる」とか「推しすぎてる」みたいなのあるじゃないですか。衣装チェンジも、チェンジしたことの主張が強いと場合によってはダサくなりがちだと思います。しかしMICS COMPANYさんはチェンジした衣装で、横を向きながらスッと入ってくるわけです。もうそれがカッコいいですよね。そして舞台としては、長い映像を挟んでるので、そのぶんだけ現れた演者にとても強い注目が向きます。だからこそ、主張しなくても衣装チェンジがお客さんに強く印象づけられる。余計な情報を出さず、衣装チェンジという武器を最大限に活かしている演出になっているわけです。すごい。
そしてそこからの映像。今年は映像が少し流行りましたが、この手のエフェクト的な映像は今大会では未出だったので、かなり新鮮な表現として映りました。これが非常に強い表現力を持つ映像でして、下手したら舞台上の演者を食ってしまうほどのものでした。が、そこはMICS COMPANYさんのダンス。高クオリティなダンスは映像を完全に支配下に置き、これでもかと相乗効果を発揮して、1つの演技として筆舌出来ないほどの超越的な完成度でした。

この演技を見て、もうMICS COMPANYさんの優勝を確信しました。いや、より正確に言うならば、自分が負けたことを納得しました。
今大会、誰かに勝っていると自信を持って言えないのと同時に、誰に負けているとも思っていませんでした。でも、この演技を見て、明確に、自分が負けていることを理解させられてしまいました。それはある意味、負け方としては幸せな負け方だったと思います。

そういえば、決勝3団体目が始まる直前、居ても立っても居られなくてついユーキ君に「頑張ってください」って声をかけに行ってしまいました。
これも、同じ舞台で戦う団体同士としては不適切だったかもしれません。何より、集中を邪魔するとも取れる行為です。申し訳ありませんでした。

決勝結果発表

MICS COMPANYを祝福したい!!!
たかはられんに勝って準優勝したい!!!
そんな気持ちで壇上に上がります。予選と違い、特に緊張してはおりませんでした。

2位。
博麗神社萬歳楽。

優勝を逃したとも取れる順位ですが、優勝枠は私の中でもう決まっていたので、これ以上ない結果です。私は素直に壇上で喜んでいました。
実際、今大会で2位。誇れることです。そもそも予選突破した時点でめちゃんこ凄いんですよ。

2016,2017年にメイクを伝授してくださった鮎さん、2016,2019年にナレーションを担当してくださったWesさん、毎年全力で舞台に取り組んでくださる各年度の企画さん、お借りした楽曲の製作者であるRD-sounds様、2017年度から励ましをいただいていたユーキ君、2018年度に待機テントのハイヒールを届けてくれた前川君、今年度共演してくださった団体の皆様、毎年応援してくださるミスコンの先輩方、同じく応援してくださる研究室の皆様、理解を示してくれた家族、プロジェクター使用すら容認してくださった第1体育館の管理人様、練習前に変なことしてても黙認してくださった武道場利用サークル様、……きりがないですが、本当に感謝しております。
そして四年間も同じ舞台に立ってくれた相方に、とても感謝しています。

なんの話でしたっけ。
順位発表でしたね。

1位。
MICS COMPANY。

感情を言葉にするのが難しい。

まず、なんだかんだ言いましたが、自分にとって意外なことに、悔しいです。壇上ではそんなに実感なかったんですけど、時間が経つにつれて。
私の団体の目的は良い舞台を作って決勝までやりきることなので、必ずしも優勝を目指していたわけではないのに、それでも不思議なことに悔しかったです。

しかしきっと、私たちが優勝するよりも私たちにとって幸福な結果になったと思います。
無意識にずっと感じていた、前年度優勝者としての今大会の役目みたいなものを。これ以上ない形で果たすことが出来ました。
それはMICS COMPANYさん、ユーキ君のおかげです。ありがとうございます。
手に持っていたミスの称号というか、バトンみたいなものを、1つ下の位置からちゃんと手渡せたなと。勝手な妄想ではありますけど、そう思います。ギリギリの2位でしたけど!

おめでとうというよりは、ここまでミスコンに本気になってくれて、途方も無い時間をかけて演技を作ってくれて、本当に、ありがとうと、思います。
これ祝福じゃないですね。感謝ですね。

なんか成仏出来なかった幽霊が成仏させてもらった感謝みたいだねこれ。あるいは止まれなくなった殺人鬼みたいな。
「私を止めてくれてありがとう。これでもう誰も傷つけなくて済む」みたいなやつ。
成仏(引退)するかはわかんないけど!


打ち上げ、その他

当日打ち上げでは、色々と演技について嬉しい感想をいただきました。

まず、映像を全て私が作ったとか、Unity使ってやったことに、感心してくれる人が多くて嬉しかった。私の予想としては、電通大は技術力高いので、「俺でも作れるわ」みたいな感想になるのではないかと思っていました。嬉しい誤算。
そして陰陽玉のフェイクインタラクション。大人気でした。これは私の研究分野的に全く真新しさの無い演出なので、こんなにウケると思っていなくてびっくり。

あと、霊夢の衣装を凄いみんなに褒めていただけました。さすがstar_wxvさん……!
女装自体をこんなに褒めていただけたのは四年間で初めてです。生まれて初めて(当たり前)ナンパ紛いのこともされました。
コスプレイヤーとしての醍醐味みたいなものを初めて感じることが出来たので、本当に衣装製作者のstar_wxvさんに感謝です。
もうちょい若ければ同人イベントコスプレイヤーを志すところでしたね。
これはちょっとした裏話ですが、卒業アルバムに2018年度の私のミスコンの写真が載っていたんですよ。当時は思いっきり洋風な女装をしていて、金髪にドレスだったんですけどもね。卒業アルバムの写真見たら、顔だけが完っっ全に日本人。衣装と顔がちぐはぐだったわけです。そのことに卒アル写真で初めて気がついて、ずっと気にしていました。だから今年は、日本人というか、和風のコスプレしたかったんですよね。霊夢はうってつけでした。

打ち上げ、最後の方はまともに話し出来なくてごめんなさい。
実はあの衣装、装着者にかなり負担がかかる衣装でして、身体が限界でした。でも、せっかく褒めてくれた霊夢衣装を脱ぎたくないという気持ちもあって、無理してました。
最後の方、寝ていたのではなくて、身体の不調に必死で耐えていただけです。意識はずっとありましたが、話す余裕がなくて、寝たふりしてました。

で、ミスコン当日の話はおしまい。

また暫くして、久しぶりに研究室に行ったのですが、なんと研究室メンバーが私たちの演技を絶賛してくださいました。
アートに厳しい人たちなので、映像演出について何て言われるか不安だったのですが……むしろアートに厳しい人にこそウケる演技になっていたのかもしれません。私にとっては1位だったと、そう行ってくれたのが一番嬉しかったです。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
期待してた話が無かったとか、もっとこれについて語ってほしいとかあればまた書こうと思いますのでご指摘いただければ。

来年は私にとって最後の年になります。身体に歳の証が出てくるにつれ、だんだん女装も厳しくなってきたしちょうどいいね。
2020年度ミスコン、また見に来てくだされば嬉しいです。